まずパークゴルフの元となったのはグラウンド・ゴルフなのですが、これはゴルフとゲートボールの要素を持っているスポーツです。
ゴルフのようにボールを目的のところまで運ぶのは一緒ですが、自分のボールを他のプレーヤーのボールに当てるタッチプレー、そこから派生するスパーク打撃などの要素があります。タッチ、スパーク打撃はゲートボールで用いられているルールなので、簡略化したゴルフにゲートボールの要素を加えていたものと捉えられます。
パークゴルフはグラウンド・ゴルフをベースにしていますが、ゲートボール要素を排除してゴルフに近付けていったものです。
パークゴルフの用具
グラウンドゴルフの用具
ティーグラウンドからボールを飛ばして、グリーンにあるカップに入れるまでに費やした打数でスコアを競います。これはゴルフと全く同じであり、18ホールを回るという点も変わらないのでゴルフの経験があるならルールの把握が容易です。
ゴルフでは各ホールに標準打数のパーが設定されており、パーと同じ打数でカップに入れたらイーブンでプラスマイナスゼロ、パーより1打少なければバーディー、1打多ければボギーといった感じでスコアが上下します。この辺りの要素もパークゴルフとゴルフで同じであり、各ホールのパーが3から5に設定されている点も変わりません。
コース内に砂を敷き詰めたバンカーがある、飛ばしたらペナルティになるOBが存在する点も同じですね。
しかし、ゴルフ場に向かってプレーするのはハードルが高いと感じる人も多いので、気軽に楽しめるパークゴルフはゴルフにはない魅力があります。
各ホールは短いので、飛距離よりも狙い通りのところに飛ばせるかが重要であり、力がない人でも好スコアを期待できるのが魅力の1つです。「パークゴルフとはどんなスポーツ?」と問われたら、ゴルフを簡略化して誰でも楽しめるようにしたものと答えられます。